こんな方におすすめ
- キャンプでポータブル電源を使いたい方
- 防災用にポータブル電源を持っておきたい方
今やキャンプだけでなく、防災にも役立つとして注目されている「ポータブル電源」
今や様々なメーカーから、いろいろな容量が販売されています。
電源としては大容量の方がとても便利なのですが、その分重すぎたり、サイズが大きすぎたり、価格が10万円を超えたりと実生活で使うのには、少しかけ離れたモデルも存在します。
キャンプなどのアウトドアで持ち運んだり、防災用として自宅に備えるには、個人的に「400Wh〜700Wh」ぐらいの容量が最適だと考えます。
理由として
- 容量が少なすぎない
- サイズが大きすぎない
- 比較的手頃な価格帯(大容量と比較して)
が挙げられます。
今回はどれを選んだらいいかわからないというあなたに、キャンプにも防災にも最適な容量のポータブル電源10選と、選び方の8つのポイントをご紹介致します。
ポータブル電源選び 8つのポイント!
ポータブル電源を選ぶにあたって、確認しておきたい8つのポイントは以下の通り。
- 容量
- 重量
- サイズ
- AC出力
- AC出力周波数
- 出力波形
- 出力ポート
- ソーラーパネル充電に対応しているか
容量

出典:Pixtabay
一番のポイントは「容量」です。
容量は多いに越したことはないのですが、現状のポータブル電源は容量が増えれば増えるほど重くなり、サイズも大きくなり価格も上がります。
使用する機器にもよりますが、1泊2日のキャンプなら「400Wh〜500Wh」くらいあれば問題なくカバーできます。
またそれ以上の連泊や防災には、別売ですがソーラーパネルでカバーすればいいと個人的に思っているため、400Wh〜700Whくらいの容量が最適だと考えます。
重量

出典:Pixtabay
次のポイントは「重量」
「キャンプは車で行くから大丈夫」「保管は自宅で行うから大丈夫」と言っても、自宅から車まで運ぶ必要があります。
これが5kgくらいなら楽々運べそうですが、10kgを超えると軽々とは運べなくなってくるため、女性や子どもでも運ぶことができる5kg〜7kgくらいの重量が最適だと考えます。
サイズ

出典:Pixtabay
次のポイントは「サイズ」
容量が多くてサイズがコンパクトなのが理想的ですが、実際は容量が増えればサイズも大きくなるのが現状です。
キャンプなどアウトドアに行く車載のことはもちろんのこと、自宅で保管する際に大き過ぎると邪魔になりがち。
自宅での保管場所のことも考えて、サイズを選びましょう。
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AC出力

出典:Pixtabay
次のポイントは「AC出力」
USB出力は5V/2.4A(12W)や18Wなど一定の出力数ですが、ポータブル電源で一番異なるのがAC出力のワット数(W)。
このワット数によって、使用できる電化製品が変わってきます。
出力のWは、容量のWhとは異なります。
一般的な電化製品の使用電力目安は以下の通りです。
- iPhone:5W〜18W
- iPad:10W〜20W
- サーキュレーター:30W〜50W
- 扇風機:50W
- 電気毛布:50W〜85W
- 32インチ液晶TV:60W〜70W
- MacBook Pro:61W
- ドライヤー:1200W
- 電子レンジ:1000W〜1500W
例えば、AC出力200Wのポータブル電源に、300Wの電化製品は使用できません。
ポータブル電源の仕様にはAC出力200Wや、500Wなどと書かれていますので、必ず確かめてから購入しましょう!
AC出力周波数

出典:Pixtabay
日本の交流電源(家庭用コンセントの電源)は、大まかに静岡県の富士川を境に東側が50Hz、西側が60Hzと周波数が異なります。
使用する電化製品に「50Hz / 60Hz」、または「ヘルツフリー」の表示があれば、特に気にする必要はないのですが、製品によってはヘルツが固定のものも存在します。
現在市販されている電化製品はある程度対策が施されていますが、中にはされていないものもあり、異なる周波数で使用すると誤作動や、故障、事故の原因につながることもありますので、必ず電化製品の対応周波数を確認しましょう。
今回ご紹介するポータブル電源も同じく「50Hz / 60Hz」のものと、「60Hz」固定ものもがあるため、「出力周波数」は選ぶ際のポイントとして必ず確認しましょう。
出力波形

出典:Pixtabay
続いてのポイントは「出力波形」
波形なんてわからない…という方が多いと思いますが、ここは大きなポイントなのでしっかりと確認して下さい。
出力波形には、
- 正弦波(純正弦波)
- 短形波
- 疑似正弦波・模擬正弦波・修正正弦波など
3つの波形があります。
その中で「正弦波(純正弦波)」であれば、普段使っている家電製品が安心して使えると覚えておけば問題ありません。
気になるポータブル電源の出力波形が、「正弦波」なのか必ず確認しましょう!
出力ポート
続いてのポイントは「出力ポート」
近頃のポータブル電源には、様々な出力ポートが付いています。
使う方によって使用するポートは異なるため、一概には言えませんが、最低限でも
- ACポート×1
- USBポート×2
- シガーソケット
があるものを選びましょう。
個人的にはLEDライトや、USB-Cポートが装備されていると最適だと考えます。
ソーラーパネル充電に対応しているか

出典:Pixtabay
最後のポイントは「ソーラーパネル充電に対応しているか」どうかです。
最近のポータブル電源は、別売のソーラーパネルを使用して充電できるものがほとんどのため問題ないと思いますが、対応しているかどうか確認して下さい。
ポータブル電源を購入して、後に追加でソーラーパネルを買おうとした時に、ポータブル電源が対応していないと元も子もありませんので…
できればポータブル電源を購入時に、セットで同じメーカーのソーラーパネルも購入されることをおすすめします。
ポータブル電源選び 8つのポイント まとめ
以上8つのポイントを確認し、最終的にそれに見合う価格帯なのかを判断して購入しましょう。
きっとあなたが探している、ポータブル電源が見つかるはずです!
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おすすめのポータブル電源10選
それではキャンプや防災におすすめのポータブル電源10選です。
Jackery ポータブル電源 400
今やポータブル電源を購入する際に、必ずと言ってもいいくらい候補に挙がるのが「Jackery」のポータブル電源。
アメリカでは米国HONDA(北米地域)と共同開発した「Honda by Jackery」を販売し、日本ではJVCと提携し「JVC ポータブル電源」なども販売されている、信頼度の高いブランド。
その中で一番スタンダードなモデルが、この「Jackeryポータブル400」
入門編と言ってもいいような、最低限の出力ポートを装備しています。
バッテリー容量 | 400Wh |
---|---|
重量 | 4.1kg |
サイズ | 23x13.5x16cm |
AC出力 | 200W |
AC出力周波数 | 60Hz |
出力波形 | 純正弦波 |
出力ポート | AC×1、USB×2、シガーソケット×1 |
ソーラーパネル充電 | 対応 |
-
【Jackery(ジャクリ) ポータブル電源 400 レビュー】コンパクトだけど大容量の優れもの!
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EcoFlow R500 ポータブル電源

Quotation: Amazon
見た目がポータブル電源ではなくパソコンかと思うくらい、スタイリッシュで高級感漂うフォルムをしています。
他ブランドにはない設計で、最大の特徴がUSB-Cの充電器をもう一つ用意して、2つのUSB-C充電器で充電をすれば、約半分の3.5時間でフル充電ができるというところ。
これは凄いです!
従来なら7〜8時間かかるところが、3.5時間ですから…
これは他ブランドのポータブル電源にはない機能です。
早く充電したい方におすすめです。
容量 | 403.2Wh |
---|---|
重量 | 約5.2 kg |
サイズ | 25.0×16.0×20.8 cm |
AC出力 | 500W |
AC出力周波数 | 50/60Hz |
出力波形 | 純正弦波 |
出力ポート | AC×2、USB×4、USB-C×2、 シガーソケット×1、 |
ソーラーパネル充電 | 対応 |
GOAL ZERO Yeti Lithium 400

Quotation: Amazon
LEDライト「ライトハウスマイクロ フラッシュ」で、瞬く間に日本の人気ブランドに仲間入りした「GOAL ZERO(ゴールゼロ)」が手掛けたポータブル電源が「Yeti Lithium 400」
他ブランドにはないカラーリングで、独特の雰囲気を醸し出しています。
ただ名称がYETIということで、クーラーボックスと少し混同しがちですが、慣れればそこまで気にする必要はなさそうですね。
現段階だと、人と被りたくない方におすすめです!
バッテリー容量 | 428Wh |
---|---|
重量 | 約7.4kg |
サイズ | 約190×286×177mm |
AC出力 | 300W |
AC出力周波数 | 60Hz |
出力波形 | 正弦波 |
出力ポート | AC×2、USB×3、 DC端子×1、シガーソケット×1 |
ソーラーパネル充電 | 対応 |
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Anker PowerHouse

Quotation: Amazon
iPhoneなど、スマホの周辺機器などで有名なブランド「Anker」のポータブル電源。
ガジェット関連の機器を多く取り扱うブランドだけに、見た目がかなりスタイリッシュで、横にMacBookを置いても違和感のないフォルムをしています。
こちらもJackeryポータブル400同様、最低限の出力ポートを装備しています。
容量 | 434Wh |
---|---|
重量 | 4.2kg |
サイズ | 約200x145x165 mm |
AC出力 | 120W |
AC出力周波数 | 60Hz |
出力波形 | 正弦波 |
出力ポート | AC×1、USB×4、シガーソケット×1 |
ソーラーパネル充電 | 対応 |
LATICA ENERBOX

Quotation: Amazon
キャンパーの間で一番の人気は、なんと言ってもLACITAのENERBOXでしょう。
前面にAC×3とUSB×3、背面にシガーソケットを装備し側面には何もない仕様。

Quotation: Amazon
キャンパーの間で人気になった理由の一つは、この側面を利用したアイテムが販売されたこと。
しかも、ネルデザインワークスとバリスティクスのコラボ商品となれば、このカバーを使いたくて、ENERBOXを購入する人もいるほど人気です。
バッテリー容量 | 444Wh |
---|---|
重量 | 約5kg |
サイズ | 303mm×134mm×184mm |
AC出力 | 400W |
AC出力周波数 | 60Hz |
出力波形 | 純正弦波 |
出力ポート | AC×3、USB×3、シガーソケット×1 |
ソーラーパネル充電 | 対応 |
PHILIPS DLP8088NC

Quotation: Amazon
日本では、シェーバーや電動歯ブラシで有名なPHILIPS(フィリップス)からもポータブル電源が発売されています。
今までにポータブル電源では、見たことのない感じのフォルムをしていますが、USB-Cが2口、Qi規格のワイヤレス充電器を2つ装備しており、対応しているスマホなどが充電できるため、とても便利です。
ACコンセントとシガーソケットは本体背面に装備しています。
現段階だと、人と被りたくない方におすすめ!
バッテリー容量 | 460.8Wh |
---|---|
重量 | 約5kg |
サイズ | 幅267.5mm×奥行150mm×高さ165.5mm |
AC出力 | 200W |
AC出力周波数 | 60Hz |
出力波形 | 正弦波 |
出力ポート | AC×2、USB×4、USB-C×2、 シガーソケット×1、ワイヤレス充電×2 |
ソーラーパネル充電 | 対応 |
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SmartTap PowerArQ2

Quotation: Amazon
「日本のポータブル電源の火付け役」と言っても過言でない、SmartTapのPowerArQが装いを新たにパワーアップしたのが、この「PowerArQ2」です。
出力ポートが増え、ハンドル(持ち手)が折り畳めるようになりました。
PowerArQにはなかった容量も魅力的。
また選べるカラーが豊富なのも、特徴の一つです!
- オリーブ
- タン
- チャコール
- ブラック
- レッド
- ホワイト
またACの出力周波数が「60Hz固定」から「50 / 60Hz」に変更になっています。
容量 | 500Wh |
---|---|
重量 | 6.2kg |
サイズ | 19.1×29.6×19.5cm |
AC出力 | 300W |
AC出力周波数 | 50/60Hz |
出力波形 | 正弦波 |
出力ポート | AC×2、USB×4、USB-C×1、 DC×2、シガーソケット×1、 ワイヤレスチャージ、 LEDライト(520ルーメン) |
ソーラーパネル充電 | 対応 |
イデアル PhewMan500
クラウドファンディングMakuake(マクアケ)で目標金額を500%達成し製品化されたポータブル電源「PhewMan500」
ディスプレイに残り残量(目安)が表示されるため、あと何時間バッテリーが使用できるかが一目でわかるので、便利です!
USB-C(18W)を装備しているため、iPhone11などのスマホが短時間で充電可能です。
また前面に装備しているLEDライトが、1440ルーメンとかなり明るく重宝します。
容量 | 500Wh |
---|---|
重量 | 5kg |
サイズ | 16.6×25.6×高さ16.9cm |
AC出力 | 500W |
AC出力周波数 | 50/60Hz |
出力波形 | 純正弦波 |
出力ポート | AC×2、USB×3、USB-C×1、 DC×2、シガーソケット×1、 LEDライト(1440ルーメン) |
ソーラーパネル充電 | 対応 |
-
【PhewMan500】様々なデバイスに対応するキャンプや防災におすすめなポータブル電源!
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JVC ポータブル電源 BN-RB5-C

Quotation: Amazon
Jackeryポータブル電源の国内メーカー品質モデルが「JVC ポータブル電源 BN-RB5-C」
見た目はJackeryポータブル電源と瓜二つの形をしていますが、仕様が全く異なります。
Jackeryのポータブル電源シリーズにはない、バッテリー容量になります。
またJVCならではの安心サポートがあります。
バッテリー容量 | 518Wh |
---|---|
重量 | 6.4kg |
サイズ | 300mm×192mm×193mm |
AC出力 | 500W |
AC出力周波数 | 60Hz |
出力波形 | 正弦波 |
出力ポート | AC×2、USB×3、 DC端子×2、シガーソケット×1 |
ソーラーパネル充電 | 対応 |
Jackery ポータブル電源 700

Quotation: Amazon
Jackeryポータブル電源400のワンランク上のサイズが、「Jackeryポータブル電源700」
出力ポート、容量ともに増えて更に便利になりました。
今回ご紹介する中で一番容量が多いモデル。
その分価格も一番高くなっています。
一つ前の「JVC ポータブル電源 BN-RB5-C」とサイズはほぼ同じですが、カラーリングや、容量などの仕様が全く異なります。
バッテリー容量 | 700Wh |
---|---|
重量 | 6.3kg |
サイズ | 299x192x191mm |
AC出力 | 500W |
AC出力周波数 | 60Hz |
出力波形 | 正弦波 |
出力ポート | AC×2、USB×3、 DC端子×2、シガーソケット×1 |
ソーラーパネル充電 | 対応 |
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おすすめのポータブル電源10選 あとがき
様々なポータブル電源がある中、おすすめのポータブル電源に容量400Wh〜700Whを選んだのは、容量が少なすぎず、サイズが大きすぎず、比較的手頃な価格帯というところからです。
人気のあのブランドから、あまり見たことないというものまで様々ご紹介しましたが、気になるポータブル電源は見つかりましたでしょうか。
今後もいいポータブル電源が見つかれば、追加していこうと思っております。
長文を最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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