スノーピーク 2017新製品 HDタープ ヘキサエヴォ Pro. アイボリーを調査
先日、2017 New Products の発表があった「HDタープ ヘキサエヴォ Pro. アイボリー」の詳細が掲載されました。今回発表された「Ivoryライン」唯一のタープになります。
現在も販売されている HDタープ“シールド”ヘキサエヴォ Pro. 同様、通常のヘキサタープとは少し違ったフォルムをしています。
今回は、そんな「HDタープ ヘキサエヴォ Pro. アイボリー」を調査してみました。
HDタープ ヘキサエヴォ Pro. アイボリー
現在販売されている HDタープ“シールド”ヘキサエヴォ Pro. はブラウン系(表記はグレー)のカラーで、落ち着いた色合いをしており自然に溶け込みやすいカラーをしています。
このアイボリーカラーは現行のカラーと対照的な色をしていますが、清々しくグラマラスなイメージを想像させるカラーで、サイトに華を添えてくれそうです。
その他スノーピークのテントやシェルターでも、基本はベージュやブラウン、グレー系のカラーがほとんどで、この度の「Ivoryライン」で初めて採用されたカラーかと思われます。
(どうもWebサイトをみていると、昨年販売のスカイネストもIvoryラインに入るようです。)
先日にご紹介しました、ランドステーションL アイボリー、ドックドーム Pro.6 アイボリー 同様、見たものを魅了するカラーですね!
それでは、仕様を見ていきたいと思います。
仕様
- 使用時サイズ:640 x 565cm(最大)
- 設置時(ロープを張る際)に必要とする大きさ:920 x 1160cm(推奨)
- 材質:
- 本体:210Dポリエステルオックス、PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム、テフロン撥水加工、UVカット加工、
- インナールーフ:68Dポリエステルタフタ
- セット内容:タープ本体、インナールーフ、自在付二又ロープ(×2)、自在付ロープ(×6)、キャリーバッグ、ポールケース、ペグケース
- キャリーバッグサイズ:80×20×20(h)cm
- 重量:5.3kg
https://store.snowpeak.co.jp/page/1130
特長・機能
美しさと有効面積の広さを両立した斬新なフォルム
初めてみた時、どうなっているのかわからず不思議なフォルムをしているなと思いました。通常のヘキサタープとはまた違った美しさがあると思います。
個人的には、ヘキサの形をしたレクタタープのようにとらえています。
通常のヘキサタープとは違った張り方ができるので、利用方法も広がると思います。また、スノーピークのテントやシェルターだと連結がしやすくなっています。
リビングシェルと連結
リビングシェルに対して写真のように張る場合、通常のヘキサタープだと、どうしてもリビングシェルとの連結部分が細くなってしまいます。小川張りをすればその辺りはカバーできるかもしれませんが、有効面積がどうしても減ってしまいます。
HDタープ ヘキサエヴォ Pro. アイボリー や、HDタープ“シールド”ヘキサエヴォ Pro. だと、リビングシェルとの連結部にポールがきますが、レクタタープのようにスムーズに連結ができ、かつ有効面積が確保できます。
ランドブリーズ6と連結
現在下記のSD-616 ランドブリーズ6は廃番製品ですが、このように綺麗に連結することもで来ます。
こちらも変形型のヘキサタープのため、通常のヘキサタープに比べて連結部を最小限に抑えることができます。
続いてセッティングです。
セッティング
セッティングをする際は、最低2本のウィングポールが必要になります。
また、通常の HDタープ“シールド”ヘキサエヴォ Pro. にはない、インナールーフがアイボリーにはセットされています。
インナールーフは、上記のように本体各コーナーのOリングにインナールーフのフックを引っ掛けてセッティングします。
どうしてもグレーやブラウン系のカラーに比べて、アイボリーカラーは日差しを通し易いのでしょうね。
価格
¥54,780(税込)
HDタープ“シールド”ヘキサエヴォ Pro. との比較
HDタープ“シールド”ヘキサエヴォ Pro. | ||
---|---|---|
アイボリー | 通常モデル(TP-250) | |
使用時サイズ | 640 x 565cm(最大) | |
重量 | 5.3kg | 4.5kg |
材質 | 210Dポリエステルオックス、 PUコーティング 耐水圧1,800mmミニマム |
210Dポリエステルオックス、 遮光ピグメントPUコーティング 耐水圧3,000mmミニマム |
UVカット | ○ | ○ |
テフロン撥水加工 | ○ | ○ |
インナールーフ | ○ | – |
価格(税込) | ¥54,780 | ¥43,780 |
現行の通常モデル (TP-250) と比較をしてみると、重量が重くなっているのと材質が遮光コーティングされていないこと(遮光ピグメントPUコーティングとないため)がわかります。
日差しを通し易いアイボリーカラーため、インナールーフで対策が取られています。それ故重量が増えているのでしょう。
また、耐水圧の数値が下がっていることがわかります。
数値と雨の関係は目安として500mmぐらいだと小雨、1000mmは通常の雨、1500mmは強い雨となりますので耐水圧が1500mmあれば十分雨に対応できる生地ということになります
via : WILD-1
とのことなので、1800mmあれば問題ないというところから低く設定されているのでしょうか。その他に、価格は通常モデルより11,000円(税込)高くなっています。
あとがき
個人的に汚れが目立つのではないかと思いますが、サイトでは華を添えてくれそうなカラーです。昨年から流行している「グランピング」を狙ったカラーだと思われます。
いいカラーなのですが、価格が10,000円上がって耐水圧の値が下がるというのはどうなのかなと思ってしまいます。
でもかなり売れそうなカラーだと思います。