38灯 38-kT(ミヤビ) レビュー|キャンプで優しい灯りを演出するLEDランタン
キャンプをする際、どんなランタン・ライトを持っていかれますか?
ガスランタンやガソリンランタンなど、雰囲気がでるため筆者もよく愛用していますが、どうしても燃料の持ち運びが付き物。
近頃はオイルランタンも使っているため、燃料が増えるとどうしてもかさ張ってしまいがち。
それゆえに、オイルランタン以外は燃料を必要としないLEDランタンをよく使用するようになりました。
様々なブランドからLEDランタンが出ていますが、筆者は手のひらサイズのコンパクトなものを使うようにしています。
理由は、コンパクトなLEDランタンだと持ち運びにかさばらない点と、軽いため様々な場所に吊り下げることができるためです。
2022年に入り、「A38grate」などで有名な38exploreさんより、コンパクトなLEDランタン「38灯 (ミヤビ)」が販売されました。
それでは、今回はその「38灯 (ミヤビ)」がどのようなLEDランタンなのか、他の人気LEDランタンとの比較も交えながらレビューします。
38灯 38-kT(ミヤビ) レビュー
A38grateや38GT310など、魅力あるものばかりを提供し続ける「38explore」
その38exploreが、2022年に発売したLEDランタンが、今回ご紹介する「38灯 (ミヤビ) 38-kT」です。
さすが38exploreというLEDランタンに仕上がっており、拡張やカスタマイズが好きな方にはたまらないLEDランタンです。
それでは、38灯 (ミヤビ) ディテールから見ていきます。
38灯 (ミヤビ) ディテール
38灯 (ミヤビ) 本体上部には、u1/4のカメラネジを搭載。
別売のu1/4に合う、Dリングなどを取り付けることができます。
38灯 (ミヤビ) 下部にも、u1/4のカメラネジを搭載しており、三脚などその他カメラアクセサリーを取り付けることができます。
また下部をひねるとフタが外れて、充電池を交換することができます。
38灯 (ミヤビ) の上部横側に、充電ポートが樹脂でカバーされています。
カバーを開くと、充電口であるタイプCポートが出てきますので、こちらにUSBタイプCのケーブルを刺し充電を行います。
充電ポート左側に、インジケーターを装備。
カラーで残りのパーセンテージを表示してくれます。
- 赤 0-25%
- オレンジ 26-50%
- 青 51-75%
- 緑 76-99%
充電中は、点滅と色で充電状態を表示してくれます。
38灯 (ミヤビ) いいところ
38灯(ミヤビ)を実際に使用してみて感じた、いいところは以下の通りです。
- 優しい灯りのため眩しくない
- 充電池が交換できる
- 電源が入れやすい
- 様々なカメラパーツが取り付けできる
- 充電はタイプCポート採用
それぞれを見ていきます。
優しい灯りのため眩しくない
結構このサイズのLEDランタンは、明るさを求めるため直視すると結構眩しいものが多い中、38灯 (ミヤビ) は光源が見えにくいよう設計されているため、通常の利用では眩しくなく優しい灯りを灯してくれます。
「同じルーメンでも、光源が見えるランタンと比べると少し暗く感じると思います」とのことですが、個人的にはそこまで気になりませんでした。
夜中に点灯しても「まぶしっ!」というのがありません。
充電池が交換できる
今まで様々なLEDランタンを使用しましたが、コンパクトなLEDランタンで充電池が交換できるのは、主なブランドだとレッドレンザーとこの38灯(ミヤビ)ぐらいではないかと思います。
充電池の交換方法は、38灯(ミヤビ)下部のキャップを画像のようにひねると蓋が外れます。
中に「18650リチウムイオン電池」が入っています。
18650バッテリーは凸起の無いものを使用して下さい。
何年も使用して、充電池がヘタってきたら交換ができるため、長年愛用できます。
また別に数個充電池をキャンプに持っていき、切れたら交換するという方法もありかと思います。
充電池の容量は、ルーメナー2などのサイズが大きいLEDランタンに比べると少ないですが、3350mAhとこのサイズのLEDランタンとしては容量が多めなので、フル充電すればハイモードで約9時間もちます。
充電池を予備で一つ持っておけば、何かと安心です。
電源が入れやすい
このサイズのLEDランタンは、ボタンを押し込んで電源を入れたり、強弱を変えたりするものが多い中、38灯(ミヤビ)はタッチセンサーを採用しているため、軽く電源ボタン部をタッチするだけで電源が入り、強弱も簡単にできます。
点灯は「Low」→「Hight」→「Off」 の順で、弱から長押しで無段階調光も可能です。
タッチセンサーなので、指が痛くありません。
様々なカメラパーツが取り付けできる
38灯 (ミヤビ) の最大の特徴が、この様々なカメラパーツが取り付けできるところ。
他のLEDランタンだと、アンバーホヤでカスタマイズする程度ですが、この38灯 (ミヤビ) は、上下にu1/4のカメラネジを搭載しており、吊り下げるためにDリングやスタンドにするためにカメラ三脚等を取り付けることができます。
例えば、カメラのDリング。
これはu1/4サイズのネジであれば取り付けができるため、筆者はエツミの「1/4インチスクリュー カメラストラップ用Dリング」を購入して取り付けています。
また38灯 (ミヤビ) 下部に三脚を取り付けてスタンドのように使用することも可能です。
これだけでなく、様々なカメラアクセサリーを取り付けることができるため、拡張やカスタマイズが好きな方にはもってこいのLEDランタンです。
充電はタイプCポート採用
充電口はUSBのタイプCポートを採用。
最近老眼がひどくなってきてMicro USBのポートだと、向きが決まっているためなかなかケーブルが刺さらないことが多いため、タイプCポートの採用は大変ありがたいです。
急速充電には対応していません。
38灯 (ミヤビ) 残念なところ
いいところだらけの38灯(ミヤビ)ですが、個人的に残念なところが1つありました。
それはいいところでも紹介しましたが、様々なカメラパーツを取り付けすることができる反面、購入したばかりの初期状態だと、テーブルなどの上に直置きしかできないところ。
吊り下げたりする場合は、別途カメラ用のDリングなどが必要になります。
他のLEDランタン同様に初期状態から吊り下げれるよう、せめてDリングを付属した状態で販売されていたらありがたいなと感じました。
38灯 (ミヤビ) 仕様
サイズ | H102mm×Φ42mm |
---|---|
重量 | 100g(18650 3350mah バッテリー込み) |
輝度 | 200ルーメン |
バッテリー容量 | 3350mAh |
充電時間 | 6〜7時間 |
連続使用時間 | ハイモード:約9時間 |
防水性能 | 生活防水 |
38灯以外のカメラアタッチメント等は付属しません
38灯 (ミヤビ) 価格
¥6,600(税込)
2022年5月21日現在
38灯 (ミヤビ) はどこで購入できる?
38灯 (ミヤビ) は、Amazonや楽天などのECサイトでは購入できません。(出品は除く)
38exploreのBASEショップ (ショップ利用アプリはPay ID) で、購入することができます。
また38exploreだけでなく、BASEショップのKURIHARA SEIKIやY.S.M PRODUCTSなどでも購入ができます。
レッドレンザーML4やゴールゼロのライトハウスマイクロフラッシュと比較
ここでは、人気のLEDランタンと比較をしてみました。
左から38灯 (ミヤビ)、ゴールゼロ ライトハウスマイクロ フラッシュ、ゴールゼロ ライトハウスマイクロ チャージ、レッドレンザーML4。
レッドレンザーは、別途アンバーホヤを付けています。
実際に使用した際に感じたことを比較していきます。
画像からわかるように、長さはゴールゼロ ライトハウスマイクロ チャージが一番長いですが、全体的なサイズは38灯 (ミヤビ) が一番大きいです。
これは個人差があるかと思いますが、他のLEDランタンに比べて大きいため、複数台持つと持ち運び時にかさばるのではないかと思いました。
ただし大きくリフレクターも広いため、優しい灯りを広く照らしてくれます。
電源ボタンは、ゴールゼロ ライトハウスマイクロ2つとレッドレンザーML4は「カチッ」と押し込むタイプで、38灯 (ミヤビ) のみタッチセンサーを採用しています。
それゆえ、38灯 (ミヤビ) が一番電源を入れやすいです。
それでは、仕様(スペック)等を比較してみます。
38灯(ミヤビ) | ゴールゼロ ライトハウスマイクロ フラッシュ | ゴールゼロ ライトハウスマイクロ チャージ | レッドレンザー ML4 | |
---|---|---|---|---|
使用時サイズ | H102mm×Φ42mm | 約93×37.75mm | 約112 x 37.75mm | Φ29x97mm |
明るさ | 最大200ルーメン | 最大150ルーメン 最小10ルーメン | 最大150ルーメン 最小10ルーメン | 最大300ルーメン 最小5ルーメン |
重量 | 100g (3350mah バッテリー含む) | 68g | 87g | 71g |
バッテリー容量 | 3350mAh | 2600mAh | 2600mAh | 750mAh |
充電時間 | 6〜7時間 | 約3.5時間(USB充電時) | 約3.5時間(USB充電時) | 約2.5 |
連続使用時間 | ハイモード:約9時間 | 7~170時間 | 7~170時間 | 2.5〜45時間 |
防水性能 | 生活防水 | IPX6 | IPX6 | IP66 |
明るさは、レッドレンザーML4のブースト機能が最大300ルーメンと明るいのですが、使用時間の記載がなくハイモードの2.5時間よりも少なく実用的ではないため除外して比較すると、38灯 (ミヤビ) の200ルーメンが一番明るい結果に。
ただし見た目は、ゴールゼロ ライトハウスマイクロ フラッシュなどの方が最大150ルーメンですが、明るく感じるかもしれません。
それは、光源が見えにくい設計にしているためです。
4つのLEDランタンを比較しましたが、38灯 (ミヤビ) は他のLEDランタンに比べるとサイズが大きいというところがありますが、光源を見えにくい仕様で優しい灯りを灯してくれ、フル充電ならハイモードでも約9時間使用でき、実用的なLEDランタンだと感じました。
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38灯 (ミヤビ) あとがき
38灯 (ミヤビ) は、購入した初期状態だとテーブルなどの上に直置きすることしかできませんが、上下にu1/4のカメラネジを搭載しているため、様々なカメラアクセサリーを取り付けることができ、拡張・カスタマイズされる方にとっては非常に楽しいLEDランタンとなっています。
カスタマイズだけでなく、充電池を交換することもでき、明るさも眩しくない明るさで非常に実用的なLEDランタンです。
LEDランタンの購入をお考えの方は、是非候補の一つに入れてみてはいかがでしょうか。
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